GM Energyの新しい協力関係によりFreeWireのバッテリーチャージャーが導入される

GM Energyの新しい協力関係によりカリフォルニア拠点のチャージャーメーカーであるFreeWire Technologiesのバッテリーチャージャーを購入し、導入、そしてメンテナンスを行うことができるようになりました。このパートナーシップによって、自動車メーカーのエネルギーユニットのビジネス顧客は、”使いやすく即座に利用できる直流（DC）バッテリーチャージャー”として自己紹介するFreeWireのバッテリーチャージャーに簡単にアクセスできるようになります。このバッテリーチャージャーは、従来の高電流接続が必要な標準DCチャージャーよりも導入コストを20%削減し、運用コストを70%削減できると謳っています。

FreeWire Boost Chargerがほかの高速EV充電器と異なる点は、統合された160 kWhのバッテリーパックを搭載していることです。この革新的なソリューションにより、高額なインフラのアップグレードが不要となり、商業クライアントにとって重要なメリットとなります。

バッテリーパックにより、FreeWireの充電器は400 Vの三相交流電圧と240 Vの単相交流電圧の両方に接続することが可能です。いずれのオプションも産業界やその他の大規模な運用で人気があります。グリッドへの接続後、充電器内のエネルギー管理ソフトウェアをプログラムすることで、電力が安価なオフピーク時に（通常は車が使用されていない夜間）車両のバッテリーを充電することができます。そして、朝の作業開始前に、充電器は蓄積されたエネルギーを素早く接続された電気自動車に送り、その日の準備を行います。

FreeWire Boost Chargerは、200 kWまで供給可能なCCSコネクタを備えたケーブルと、100 kWまで供給可能なCHAdeMOプラグを備えたケーブルを装備しています。2024年中頃からは、ほとんどの最新のEV充電ソケットに対応するNACSテスラプラグも利用可能となる予定です。充電器に二台の車両が同時に接続されている場合、供給される電力は半分に分割され、最大100 kWの電力が各車両に送られます。